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起きてコーヒー。引き続き書類で散らかっていた作業部屋がを片付ける。「人生」の7インチサンプル盤をチェック。うん、かなりいい感じ。午前中はメール返したりする。早く制作に戻りたい。作っている時間が一番苦しいけど。
昼、実家へ。津田沼で両親と待ち合わせ。夕飯の食材をスーパーで買いながら最近の話を聞く。だいたい1週間前から猫が下半身不随の状態で、歩けないし、トイレも満足にできないらしい。痛めどめが効いている間は穏やかな顔をしてるけれど、背中の腫瘍がかなり痛むようで見ていて辛いとのことだった。二人は猫の世話に追われていて、あまりご飯を食べる気にならず痩せてきたと言う。それはよくない。作る気にもならないから、お前がいてくれた方がいいやと父が言った。
帰ると猫はなんでもないような顔でぼーっとしていた。お土産に持っていた甘いものを食べながらコーヒーを飲んだ。
夕飯前に猫が動きだして、うめきながらトイレを済ませた。親曰く、トイレに入れたことが奇跡的らしい。最近はいつもトイレまで辿り着けず、申し訳なさそうにそこらへんに出す。元の寝床にも簡単には戻れない。抱き上げて戻そうにも背中が痛むのか大声でうめくから触れない。痛みでのたうち回る猫が落ち着くのを待って、糞尿を片づけ、体を拭いてあげて、ご飯を食べさせるついでに薬をあげて、ザブントンの上まで誘導し、乗ったらそれで寝床まで運ぶ。これを毎日やっているらしい。大変だ。この日はトイレもご飯もスムーズに済んだから二人ともちょっと安心していた。猫の世話が済んでから鍋を食べた。お医者さんからは、長くは持たないと言われているらしい。痛みがひどいと思うから、薬の力で延命させるより安楽死を選ぶことも検討しなければならない。つらい判断を迫られていた。僕から言えることは、どの判断も正しいし、猫もそれはよくわかってるさ、悪いなと思う必要はないよ、ということくらいだった。猫には悪いけど、自分にとっては父と母の健康の方が大事だから、気を病まずに対応してほしい、とにかくご飯をいっぱい食べてほしいと話した。ちょっと冷たいかなとは思ったけど、お金を出してこっちのエゴで買った命なんだから、その責任と思って最後まで明るく付き合ってやるのがせめてもの仕事だよきっと、と伝えた。二人ともうんうんと頷いた。
夕飯を食べながら少し話した後は、悲しいムードは去った。いつもとおんなじ家族の時間だった。小説を読んで寝ようと思ったけれど、あまり眠れず、スイッチでぷよぷよをプレイした。そのうち寝ていた。

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