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実家2日目。朝ごはん食べて、ゆったり。午後、妹の家へ母と父と顔を出す。甥っ子と遊んだり散歩。夕方、家に戻る。夕飯前、猫がトイレへ行くも間に合わずリビングにて放尿。仕方ない。手伝ってあげようとしても背中が痛いのか猛烈に嫌がり、苦しそうな声をあげる。見ていると辛い。どうしてやったらいいかわからない。猫は喋らない。意見がぶつかって父と母が言い合いになりそうになるのをなだめる。二人とも喧嘩したいわけではない。感情的になってしまうのは良くわかる。猫にご飯をあげる。痛め止めも飲ます。ひとつひとつが戦い。大変。のたうちまわる猫を寝床まで運んで、糞尿の掃除が済むまで1時間くらいかかったろうか。終わる頃にはみんなへとへと。父が「毎日これやってるとご飯を食べる気無くなっちゃうんだよ」と漏らす。そうなるよなあ。母は自分のご飯を食べようと席に着いた時、いろんな感情が入り混じって震えてしまっていた。「怖い」と一言つぶやいて、ボロボロ泣いた。そんな姿見たことがなかったからびっくりした。そうか、悲しいとかではなくて「怖い」んだ。猫が逝ってしまうのも怖いし、命を長らえさせて痛がる姿を見るのも怖いんだろう。猫が逝ってしまった後、自分の心が持つかどうかもわからず、怖いのだろう。僕は大丈夫大丈夫と言って母の背中をさすった。オムライスをみんなで食べて、適当にテレビを見て、順番に風呂に入った。猫はずっと眠っていた。寝ている間は、いつも通りの穏やかな時間だった。

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