Summer Eye   

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今回のソロ始動にあたって、テトラレコーズとの関係について質問やご心配の声をたくさん頂いていますので、ここでお話しさせてください。

まず、テトラレコーズとは友好的な関係です。

ソロ始動にあたってはテトラレコーズのみんなにももちろん了承を得た上で別レーベルを立ち上げてリリースすることに決めました。現在レーベルの中心である藤村と、スタッフの中野に相談した際には、二人から「テトラで出さない方がいいんじゃないか」とアドバイスがありました。僕もそう考えていたので、「やっぱりそうだよね。そうしようかな」と心を決めました。

バンド解散後は、僕はテトラ所属のアーティストの制作時にクリエイティブ面での相談役・メンターとして関わることでレーベルの一員として動き、企画・運営については他メンバーに任せています。運営のイニシアチブを取ったり積極的に外へアピールする役割を僕が負ってしまうと、結局バンドの時と同じ繰り返しになってしまうと考え身を引かせてもらいました。僕の意向ををみんなが飲んでくれた上で、テトラは動き始めて今に至ります。

テトラは今とても良いリリースが続いています。元メンバーや中野のセンスと、新しく関わっているアーティストの個性・色が混ざって、独自のムードが出てきています。とてもいい意味で、僕のやりたいこととは違いが出てきました。
菅原は幼稚園から、藤村とバンビは16才から友達です。ずっと一緒にやってきたので信頼しています。良くも悪くも甘えがあるのもまた事実です。ここらで一旦、別々の場所でがんばって、お互い自立するべきだという思いも日に日に強くなり、今回のような判断をしました。

テトラレコーズは引き続き、所属アーティストがより良い作品を作ってそれを誰かと共有する、そういう素敵な場所を作っていってもらいたい。僕も制作の面でお手伝いできることがまだまだあると思うので、関われたらと思っています。

個人としてはソロアーティストとしてしっかり自立できるように努力していく所存です。Pillow Union(盤込枕連)はそのために新たに立ち上げたレーベルで、運営はしばらくは僕自身で行う予定でいます。デジタル配信とそれにまつわるプロモーションに当たってはVirgin Musicにディストリビューターとして関わっていただいております。

今後ともテトラレコーズと夏目知幸を是非ご贔屓にお願いいたします。

夏目知幸